Takaaki KJ

キュレーター/写真家/リサーチャー

東京から京都、東南アジア、アメリカ合衆国、メキシコや中米諸国を経て2013年から南米コロンビア在住。大阪大学大学院にて文化人類学を学び(M.A.,Human Science)、2017年北米カンザス大学大学院にて美術史博士号(Ph.D.,Art History) 取得。

2016年以降、ボゴタと東京の二都市をベースとしながら、数多くのローカル、インターナショナルな展覧会を企画。コロンビアではMUUA(アンティオキア大学ミュージアム)、コロンボ・アメリカ―ノセンター、カリ市ファインアートインスティテュート、ロスアンデス大学などのスペースで主に日本在住作家の展示を、東京ではセルバンテス文化センター東京や、Art Trace Galleryなどにてラテンアメリカ出身作家の展示にキュレーターとして参加。2018年からはCASADUCARAなどボゴタ市内の複数のオルタナティブスペースやアーティスト・イン・レジデンスプログラムの立ち上げにかかわる。

2018年ごろ、最新機種スマートフォンのカメラに魅せられたことをきっかけに写真家としての活動を再開、コロンビアやアメリカ合衆国でグループ展に作品を出品。パンデミック下の2021年2月には写真家の身体や撮影行為が引き起こす路上でのシチュエーションに焦点をあてた実験的写真プロジェクト#salidafoto 150 minutes on the streetを立ち上げ、現在まで継続。その成果を福岡市のArt Space Tetraやボゴタ市Espacio Blancoの展示(2021年8月)、および東京芸術大学大学院主催の国際学会Research/Art/Practice(2021年10月)、ナリニョ大学大学院主催のワークショップ(2022)、Revista Enfoque Visual主催のMasterclassカンファレンス等にて発表。

博士論文『北川民次の美術と美術教育:革命後メキシコと現代日本における文化の翻訳』(University of Kansas, 2017) にてまとめた画家北川民次に関するリサーチをコレヒオ・デ・メヒコ(Colegio de México)、ロスアンデス大学(Universidad de los Andes)などにおける国際学会で発表。これまで、ロスアンデス大学、コロンビア国立大学、ラサジェ大学等にて日本のコンテンポラリーアート等の講義を担当。

NPO 法人 Takaaki KJ ❘ Proyectos curatoriales 代表。 2023 年現在、コロンビアという現代アートの言説のなかでは「辺境」とされる場所を起点に、アートと民族誌的経験の接合領域におけるリサーチをベースとした実験的なキュレーション企画や写真プロジェクトの発信を続けている

Curriculum vitae (日本語 最終更新→2021年9月)